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人類初の火星コロニー建設プロジェクトを進める非営利企業「マーズ・ワン(Mars One)」は6月6日、全5日間にわたる選抜試験を実施すると発表 「ちょっと火星まで行ってきます」

サイエンス・IT

人類初の火星コロニー建設プロジェクトを進める非営利企業「マーズ・ワン(Mars One)」は6日、プロジェクトの候補者名簿に残った100人に対し、選考過程の新たな段階の一環として、全5日間にわたる選抜試験を実施すると発表した。

 テレビのリアリティー番組から一部出資を受ける予定のこのプロジェクトには当初、世界140か国から約20万人の応募があった。

 候補者はここから、すでに100人に絞られた。今回実施される第3段階の試験でさらに40人にまで絞られ、最終的にはそのうちの24人が、2026年に開始予定の火星への片道旅行に選抜される見通しだ。

 オランダに本拠を置くマーズ・ワンによると、この最新の試験はチーム制で実施される予定で、試験内容の9割は米航空宇宙局(NASA)が採用しているものと同じという。

 マーズ・ワンは、声明で「この5日間で、候補者らはさまざまな難題に直面する」と述べている。

「候補者全員が直接顔を合わせるのが初めてとなる今回の試験で、彼らのチームとしての能力が実証される」

「この5日間で、候補者らは意思決定や集団形成の場面で積極的な役割を果たすことになる」

「マーズ・ワンは候補者らに、協調が可能とみなされる人員で構成されるチームに自分たちをグループ化するよう求めている」

 地球への帰還は予定されていないため、選抜メンバーは、小集団で生活する、水を探す、酸素を作る、自分の食べ物を自分で育てるなどの能力が必須となる。

 NASAは現在、欧州宇宙機関(ESA)と協力して、3つの火星ミッションに取り組んでおり、2020年に新たな探査車を火星に送り込む計画を立てている。

 だが、火星への有人ミッションについては、NASAは2030年代以降に実施する意向を表明している。

 

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近い将来「ちょっと火星まで行ってきます」 という時代になるかもしれない。


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★マーズワン・プロジェクト

オランダのベンチャー企業マーズワンが創設した火星移住プロジェクト。2011年に発足し、12年、公式サイトに火星移住までのロードマップが公開された。13年4月には火星への移民の募集が発表され、同年9月時点で世界140カ国の20万人以上が応募している。ロードマップによると、21年までに火星にスペースコロニーを建設、23年には4人の宇宙飛行士を送り込み、33年以降は20人以上の人類が居住することを目指す計画となっている。トレーニングから火星着陸までのプロセスはテレビなどでリアルタイムに放送される。同プロジェクトのトータルコストは60億ドル(約6000億円)と推定されているが、資金調達や宇宙船開発のめどはついているという。技術面では、ノーベル賞を受賞したオランダの理論物理学者ヘーラルト・トホーフト博士などのバックアップを得ている。


★火星
火星(かせい、ラテン語: Mars マールス、英語: マーズ、ギリシア語: Άρης アレース)は、太陽系の太陽に近い方から4番目の惑星である。地球型惑星に分類され、地球の外側の軌道を公転している。
地球に似た赤い惑星

火星は地球のすぐ外側を回る惑星です。火星の直径は地球の約半分、質量は10分の1ほどです。火星は地球とほぼ同じ24時間37分かけて自転しながら、687日かけて太陽のまわりを公転します。また、火星の自転軸は公転面に垂直な方向に対して25度ほどかたむいているため、地球と同じように四季の変化が見られます。火星は地球からでも赤く見えますが、これは表面が酸化鉄(赤さび)を多く含む岩石で覆われているからです。表面にはクレーターや火山、峡谷などが見られ、水が流れた跡のような地形も数多く残されています。火星には薄い大気があり、砂嵐も起きます。ときには火星全球を覆うような砂嵐も発生し、「黄雲」と呼ばれ、地上から小さな望遠鏡でもそのようすを観測することができます。

火星の基本情報・太陽からの平均距離:2億2,794万km ・大きさ(赤道半径):3,396km ・質量(地球に対して):0.1074倍 ・平均密度:3.93g/cm³ ・公転周期:1.88089年 ・自転周期:1.026日 ・衛星の数:2

 

※火星は現在、氷河期から脱しつつあるとの研究結果が2016年05月26日、発表された。研究の根拠となった極地域のレーダー画像は、火星の気候サイクルに関する新たな手がかりをもたらしているという。

 米科学誌サイエンス(Science)に発表された、米サウスウェスト研究所(Southwest Research Institute)の博士課程修了研究者、アイザック・スミス(Isaac Smith)氏が主導した研究によると、火星の氷は約37万年前、極地域に向けて後退を始めたとされる。

 今回の成果は、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、MRO)」で収集された観測データに基づくものだ。MROはこれまで10年間にわたり火星を周回している。

 火星の氷河期については、過去のモデルを用いた研究で、約40万年前に終了したことが分かっていたが、今回の研究はその結果を裏付けるものだ。

 また今回の研究は、火星上で起きる気候変化と、それが地球とどのように異なっているかに関する科学者らの理解を深めるものだ。

 NASAは、声明で「地球では、氷期に突入すると、極および高緯度の地域で数千年間、気温が平均を下回る状況が続き、これが原因で氷河が中緯度地域に向かって成長する」と説明。そして、一方の火星については「自転軸の傾きが大きくなる結果として、極が低緯度地域より気温が高くなり、変化が起きる」と述べた。

 その結果、火星の極冠の後退と、赤道方向への水蒸気の蓄積が起きることで、地上に氷ができ、中緯度地域に氷河が形成される。

 直近の氷河期が終わった現在では、再び両極で氷の蓄積が進行している。

 スミス氏と共同研究者らは、極冠全域での氷の厚さが320メートルに達していることを発見した。これは、2003年と2007年にモデルを用いて算出された過去の予測値と一致している。

 スミス氏は「直近の火星の氷河期と、それ以降の極氷の再生の記録が実際に特定されたことを、この結果は示唆している」と話す。

「これらの測定値を利用すると、極地域とその他の地域との間をどれくらいの量の水が移動しているかに関する理解を向上させることができる。これは、火星の気候に関する理解を向上させる助けになる」

 また「水は、火星の前哨基地にとって不可欠な資源となる」ため、火星上の氷に関する研究は、人間による探査の未来にとって重要な意味を持つと、スミス氏は付け加えた。

 NASAは、早ければ2030年代までに、人間を火星に送り込む計画をこれまですでに表明している。